歯科医院のAED

この前テレビを見ていたら、AEDの話題をしていて勉強になった。

「第3回東京マラソン」で、タレントの松村邦洋(41)がコース上で意識を失って倒れ、一時は心肺停止状態になった。スタート地点の都庁前から約14キロの港区高輪2丁目付近で立ち止まってから倒れた。ぐったりした様子で口から泡を吹いて目はうつろで、周りの人の呼び掛けに答える様子はなかったらしい。

運良くちょうどレスキューチームが近くにて、AEDを使用したので事なきを得たが、AEDがなければ危なかったらしい。

 

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石原都知事は「あんなデブ出ない方がいいんだ、マラソンには」と発言しましたが、心臓専門医は肥満だからではなく、誰でも走っていて急に止まると心室細動は起こりうるそうで、急に止まらないでクールダウンを3~5分するように言っていました。ただ、本当にきつい時はとまってしまいますよね。

 

このごろ歯科医院でも配備されてきていて、うちでも置いてはいますが、なるべく使うことがないようにと祈るばかりです。
患者様は歯科のイスに座るととても緊張し、さらにキーンという歯を削る音を聞くともっと緊張するようです。あとは注射ですね。そして緊張している時間が長くなったり、痛みなどが加わるとショックを起こすことがあるといわれています。殆どの場合、呼吸をしすぎて起こる過換気症候群ですが、稀には心室細動を起こすこともあります。そんな時がAEDの出番です。

 

やはり心臓に疾患がある人が起こしやすいので、心臓の悪い人は医院に病状をお伝え願いたいと切に思います。よろしくお願いします。

歯科金属アレルギー、掌蹟膿疱症など

 

4月の初めに同級生で歯科金属アレルギー、掌蹟膿疱症などで実績を上げている押村先生のおしむら歯科へ見学に行ってきました。

金属のアレルギーが疑われる患者様の初診があるということで朝イチで出かけましたが、残念ながらその患者様はキャンセルになってしまい、初診は見ることができませんでした。ただ、再診の患者様が若干いらっしゃったので勉強にはなりました。

 

 

ここでも述べていますが

皮膚科との連携が大切で、パッチテストや血液の検査は必須とのことです。

あとDMA検査(金属イオン溶出検査)が有効ということですが、残念ながらこの検査をする機械が販売中止になっているそうです。

 

 

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実際に私も押村先生に検査していただきました。

 

 

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そしてその結果は

 

 

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右下の一番奥のインプラントのチタンは溶出なし。

あと、金合金の冠やインレーはごくわずかに溶出があるが大丈夫という検査結果でした。

今の私の口内にはありませんが、アマルガムはいつも溶出と結果が出て問題は多いようです。

でも溶出が少ないから、アレルギーにならないとはいえません。

溶出が少ないとアレルギーになるリスクが少ないというだけです。

歯科では多くの金属が使われているので、組み合わせも多様で、なかなか金属をそろえるのは難しいのも現実です。