インプラント研修に行ってきました

3月と4月に、このごろ人気急上昇といわれているインプラントメーカー
メガヂェンの研修会を博多にて受講しました

参加した最大の理由は私が一番信頼している林揚春先生が
メガジェンをメインで使うようになったためです

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正直、インプラントに関するアンテナの少ない私には
日本のインプラント界をリードしてきた林先生のマネをするのが
一番安心で確実な対応だと信じています

研修で一番聞きたかったのは
上顎洞へのアプローチを最低限にするショートインプラントでした

林先生もあれほど積極的にアプローチされていたのですが
最近は上顎洞に悪影響を及ぼすリスクをできるだけ減らすために
ショートインプラントを使うことが多くなってきたとのことでした

本院ではさまざまな理由で
上顎臼歯部のインプラントを回避するケースも多かったので

ショートインプラントで安全に確実に上顎臼歯部のオペができるようになれば
より多くの患者さんに喜んでいただけると思っています


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4月の研修は久しぶりに林先生の講義を友人と一緒に受け
前夜には会食しながら意見交換ができてて嬉しかったです

診断に関する基本的な考えは前のインプラントと変わらないので
新しく覚え直すことは少なく理解しやすかったですし
実習のデモは3月の研修では講師だった川添祐亮先生が

アシスタントとして参加されたので、デモもわかりやすかったです

 

オートクレーブ相次いで昇天 (-_-;)

先月末に偶然でしょうが、本院の2台のオートクレーブが故障して買い替えになりました。どちらも10年以上稼働してくれた物ですし、大型のオートクレーブの方は補修品もないということで、修理は選択肢になりませんでした。

大型のオートクレーブが一般の機材用、小型のオートクレーブはタービンヘッドなどの切削器具専用ですが、あわせて75万円ほどの予定外出費で大変です。ただオートクレーブがないと清潔な治療をすることができませんので、致し方ない出費として、すぐ対応するしかありません  (-_-;)

statimSTATIM 900j 切削器具用

切削器具用のオートクレーブは狭いチューブの中まで滅菌できるのが特徴で、歯科の切削器具に最も適したモデルの一つと言われています。壊れてしまった前機の後継品でブランド名が変わりましたが、中身はほとんどど変わっていない印象です。ただ、値段だけは上がっていました。

autoclave 一般機材用で普通のタイプ

一般器具用のオートクレーブはあえて、アナログタイプを選んでいます。根拠はありませんが、何となくデジタルタイプの方が壊れやすい気がして、いつもアナログタイプです。

インプラント研修

少し前になってしまいましたが
久しぶりに林先生のスプラインインプラント研修に参加しました

研修会の直前に予定が空いたので
急遽申し込んで潜り込ませていただきました
ムリをお願いした白鵬の担当者には感謝しています

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何度も林先生の講義は聞いているのですが
ズバリ本音の話が面白いし、いつも新しい発見が有り勉強になります
今回の目玉は
外科用超音波スケーラーを使ったソケットリフトの実習でした
私が知っている方法とは違う使用法で驚きました
ただ、すぐに自院に導入するのは難しいとも思いました

上顎洞のチェックが大切で、とくに自然孔を撮るための工夫が必要ということで
うちのCTだといつもより高い位置を狙って撮らないといけないとわかりました
知らないうちに上顎洞炎になっている方は多いので
このことを詳しく患者様に説明して撮影しようと思いました

私にとっては新しいダイヤモンドバーを知ったことが良かったです
些細な道具なんですが、いつもやっている作業の精度が上がりそうで
すぐに買うことにしました

今回の研修は研修書まで戴き良かったです
記念に林先生と写真を取らせていただきました

OAM(大口式)インプラント研修

多忙で書いていなかったOAMインプラント研修の報告です
以前から興味があったのですが、なんだかんだでやっと研修に行けました

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OAM(オーム)インプラントとは怪しげな名前ですが、ドリルで骨を削ることをほとんどしない、或いは少ないインプラント埋入法で、骨が少なくてインプラントが無理と言われた症例でも可能になりやすいのが特徴です
条件によりますが、ドリルの使用が少ないので患者さんには受け入れやすいはずです

実習では牛の肋骨を顎の骨にみたててOAM法でインプラントを埋入しました

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顎の骨が豊富でしっかりしている欧米人なら骨を削って穴を掘りインプラントを埋める方法でも成功率は高いのですが、日本人には合わないと考えられるようになって来ました
日本人というか東南アジア系は顎の骨が薄くて脆弱なので、ただでさえ少ない骨を削ると骨がなくなってしまい、インプラントの成功率が低くなります。それで骨を活用する方法を考えたわけです

もちろんこの方法も欠点もあります。骨が硬いと拡げるのが難しいし、削るより手間がかかりますのでオペ時間が長くなります。ですから患者様の状況を分析して、今までの方法と比較してオペ法を決めるのが良いと思います

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HAインプラントの研修に広島で参加しました

11月下旬に広島で開催されたHAインプラントの研修に行ってきました

講師は林揚春先生、武田孝之先生でした。内容はインプラント治療のノウハウと患者中心の治療を行うためにどうすればいいかでしたが、両先生ともすでに、いかに噛めるようにするかの時代ではなくて、噛めることを通じていかに患者さんに健康になっていただくかをめざす時代なので、全身的な視点で医院全体で取り組もうであると説いていました。。そのためか
歯科技工士や歯科衛生士の参加者も多かったようでした。

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 インプラントのノウハウではCTの利用は基本条件であるという前提で講義がなされていて、そんな時代になってしまったのだなと改めて思いました。事実、インプラントオペ中に術前CTデータでシュミレーションしたイメージと実際がほとんど一致していると私も感じているので、CTが必須というのもわかる気がします。もちろんすべてが一致するのではありませんので、CTデータを盲信してはいけないですが。

 そのお陰でインプラントオペ中の確認レントゲン撮影の頻度がかなり減りましたし、術中の私のストレスもかなり減りました。私だけでなく歯科用CTを導入したほとんどの先生が満足されているみたいですので、今後はますます歯科用CTの普及は進み、実勢価格が1000万円を切ったらすごいことになりそうです。

 

BON JOVI の新曲です What Do You Got?

歯科用CT/CBCT導入により診断力が飛躍的に向上します


待望のCBCT(コーンビームCT)を7月下旬に導入します
3年ほど前より機種選定をしていましたが
なにせ高額機械なので
河田歯科医院のような零細医院では高嶺の花でした

しかし昨年、歯科界のブランドであるカボ社がかねてから噂のあったCTを
意外なほど低価格で発売したため、一気に他社の市場価格が下がりました
それでも河田歯科医院にとっては、まだかなり高額ではありますが・・・

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 今年になって、知人がカボ社の3D eXamを購入したので見学に行きました
そこで見学して私も購入をほぼ決めましたが
ちょうど今春、私のニーズに合う新機種 3D eXam i がカボ社より発売され
私にはラッキーなタイミングでした

購入したのはGENDEX GX CBー500で、基本的には Kavo 3D eXam i と同じ性能の兄弟機種です。CT用シミュレーションソフト(LANDmarker)が付いてくることを評価し、大阪大学歯学部発ベンチャー企業であるアイキャット社から購入しました


現在、日本で販売されている歯科用CTの中で
画質、被爆量などの安全性、CT値の精度などがトップクラスであると
私は判断しました

とにかく画像を見て頂ければ
なぜ私が無い袖を振って買ったか?すぐわかります
患者さんはこの画像を見たらびっくりされると思います
今まで見えなかったものが見えるんです

この歯科用CTの導入によって

河田歯科医院の診断力は飛躍的に向上します

これだけは断言できます



納品が待ち遠しいです!

 

解説  歯科用CT は コーンビームCT や CBCT とも呼ばれます

 

 

Dixie Chicks – Cowboy Take Me Away   演奏、歌ともに本当にうまい!さすがにグラミー賞

広島で開催されたスプラインインプラントアドバンスセミナーに参加しました

 

週末の土日に広島で開催されたスプラインインプラントアドバンスセミナーに参加してきました。土曜日は午前少し診療してから休診させていただき、患者様にはご迷惑をおかけしましたが、研修に参加しないと最新の治療の情報が取れないのでご容赦ください。

内容は昨秋福岡で受講したハンズオンコースのダイジェスト版なので、ちょうど復習になりブラッシュアップできました。正直忘れていた内容もあり、参加してよ かったです。いつもは一人で参加ですが、今回は知人も参加していたので、私的な意見交換もできてよかったです。会場が参加者の割りに狭かったので、余計に熱気ムンムンだったし、講師のお二人もやる気いっぱいで夜の懇親会までPCで講義を してくださりサービス満点の研修でした。

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今回の研修で一番気になったのはのはやはりCTでした。講師のお二人はともにCTをお持ちで、CTの画像のスライドがどんどん出てきて、自分が一番欲しい機器なので、どうしても気になります。当たり前ですが、術前だけでなく、術中、術後とCTがあると便利ですと講義されてやっぱりねというところです。今は術前は病院でCTを撮って貰い分析していますが、やはり自前が欲しいですね。

デンタルショーを見た時は1000万円切ったらと思っていましたが、1500万円なら無理して買おうかと思いました。別ルートで来年1500万円の製品も出てくると聞いていますので、ちょっと現実を帯びてきました。ただインプラントの症例がそれほど多いわけではないので、経営的には絶対にペイできないとはわかっていますが、歯科医師としてあの画像を見ると欲しくたまらなくなりますね。値段は違うけど、先日買ったiPhoneと同じですね。理性を失わせる魅力がCTにはあります。
税理士さんには絶対にやめろといわれそうですが・・・

 

 

歯科インプラントQ&A(5)


最近は歯を抜いた日に、インプラントを埋め込むことができるようになったと聞きましたがどうなんでしょうか?抜歯即時埋入インプラントと言うようですね。


以前は際物扱いでしたが最近は風向きが変わってきました。インプラントメーカー各社が抜歯即時埋入用の製品を揃えてきました。河田歯科医院はその中でも特に優れていると評価されているHAタイプのインプラントを使用していますが、最近人気急上昇中でマイナーからメジャーになりつつあります。他のインプラントメーカーも同様のHAタイプの製品を出して追従してきています。
抜歯してすぐにインプラントを埋入すると、オペの回数が少ないだけでなく、骨のロスが少ないなどいろんなメリットがあります。
こちらも参考にしてください。

 


インプラントって何年くらい持ちますか?


私が最初にインプラントを手がけた25年ほど前は、5年持たすことが最低目標でした。その後10年が最低目標になりしました。最近は10年はほとんどクリアできるようになり、何年持たすというよりも、より難しい症例を見た目よく、苦痛を少なく、短期間になどという目標に変化してきたと思います。ですから今は普通の条件ならば何年持つという心配はされなくていいでしょう。それよりも口腔清掃の徹底と定期検診の継続をしてください。それで十分でしょう。

 

 

インプラントのポータルサイトからのセールスを受け、口コミを考える

インプラントのポータルサイトに広告を出しませんかとセールスの電話があった。インプラント専用のホームページを作らないかというセールスは数多くあったが、ポータルサイトに広告を出していうセールスを受けたのは初めてだった。

 

正直、ネットにお金をかけようと思っていないので、私がインプラントの広告を出すことは有りえないが、ニーズはかなりあると思いました。河田歯科医院もインターネットにはかなりお世話になっています。先日研修に行ったハー・ストーリィが言っているように、口コミとインターネットは相性が良いようです。特に患者様は口コミ経由でも、HP経由でも河田歯科医院の内容を知ってから来院されるので、うちの治療方針などに理解をされた患者様が来てくださることになります。これは私にとってすごくありがたいことです。

 

口コミといえば、先日デンターネットに患者様が好意的な投稿をしてくださり喜んでいるところですが、ネット経由の患者様にはデンターネットにどんどん投稿していただけるとありがたいです。デンターネットはいろいろと問題が指摘されていますが、とにかく歯科業界では最大の口コミサイトなので、患者様には役立つ面もあると思います。インターネット全般に言えることですが、玉石混合の情報から「玉」を選び出す知恵は常に必要だと思います。

 河田歯科医院は以前より口コミ経由は多かったけど、インターネットの普及に伴い口コミ経由がより増加したと感じています。インターネットが口コミの影響力を倍化させるようです。おかげで河田歯科医院の治療方針を理解してくださる患者様が多く来院されるようになりました。それでさらに口コミ経由とホームページ経由を増やし、逆に飛び込みの新規患者様を減らすために数年前に広告宣伝費を殆どゼロにしました。それでも新規患者数は落ちていませんので、本当にありがたいことだと感謝しております。ただ、契約解除した電柱広告は経年で色が落ちたまま街中で醜態をさらしています。

 

趣味から始めたホームページですが、今では河田歯科医院には欠かせない広告媒体になりました。10年前なんかはホームページ経由で来院される患者様は年に0~2人くらいでしたので、隔世の思いがあります。

 

 

インプラント手術見学の研修に行ってきました

先週の日曜日に、インプラント界ではユニークな存在のオガインプラントの実際を知るために
福井市の小笠原先生の診療室へオガインプラントの手術見学に行ってまいりました。

私はこのオガインプラントを実際に使ったことはありませんが
いろいろと面白い特徴があるので興味がありました
福井に行ったのは初めてで、昼休みに小笠原先生が福井市内と少し案内してくださりありがたかったです
小笠原先生はすごくざっくばらんな先生で、いろんなことを包み隠さず教えてくださいました

京都で雷鳥に乗り換えて、福井まで1時間少しでした

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研修で驚いたのは、たった6名の見学者の中に
偶然、大学の同級生も参加していていて、思わぬところで再会できました
おかげで、帰りの電車でいろんな情報交換ができて、より有意義な研修になりました
帰りの電車はサンダーバードだった、行きは雷鳥でこの区別がわからなかった
同じ列車に思えたが・・・

オガインプラントを実際に見て、今自分がやっているインプラントとかなり相違点があるので
すぐに採用するかといえば、ちょっと?ですが、条件によっては使いたい場面もアリと思います
インプラントは今まで、理論がどんどん変わってきているので、オガインプラントのコンセプトが
普通に受け入れられる時が来るかもわかりません。すごくシンプルですが、うまくいっている症例は
数多くあるのは事実で、少数ですが積極的にやられている先生を私も知っております

 

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