いびき、歯ぎしり、夜中にトイレに行く回数が減る

  この頃本院では、顎関節症の三大症状を訴える患者さんが減ってる気がします。顎関節症フェチの私としては少し残念?ですが、関係無いと思われている肩こり、頭痛、ドライマウス、いびき、歯軋りなどは顎関節症でも起きる症状なので、実は隠れ顎関節症である患者さんは多いです。

 今回添付しているアンケートは高齢者が多く最高齢は90歳でした。そのためにドライマウスについての回答が多いですが、ドライマウスは改善が自覚しやすい症状だからとも言えます。

 特に興味深かったのは2名が「口が乾かなくなった。夜トイレ行く回数が4~5回が2~3回に減ったとまったく同回数減ったと回答をしたことです。

 私はいびきや口渇が減ることで睡眠の質が上り熟睡できたために、目が覚めにくくなったのではと考えています。このことから
TPC(Tongue Posture Corrector 舌姿勢補正器 )はオーラルフレイルを予防することにより、超高齢者社会にも貢献できるのはと勝手に考えています。

 

アンケート結果 8

 

TPC へ

 

TPCの突起部について写真で説明

TPCの突起部についての質問が多いので写真で説明します

 まず復習なんですが・・・

 下の歯に全く当たらない位置と高さに設定するだけです
 できるだけ切歯乳頭付近で、下顎前歯に当たらない位置から
 できるだけ後下方に伸ばして7ミリ以上の長さになれば完璧です
 ただし7ミリ以下でもダメではありません。できるだけ長くでけっこうです
 
 バイトが深い人、後方運動距離の長い人の場合は長さも形態も制約されますが
 仕方ないので制約された中で形態を決めます
 守るべきは、絶対に下顎歯に当たらないことです

 難しく考えることはないです
 まず作ってみて、問題があれば口腔内で削除、添加すればいいですから・・・
 ただ、最後に舌に好かれるよう研磨はしっかりして下さい

 言い訳です ^^;
 下の写真はわかりやすくするために
 カラーリングしましたが、塗りムラなどで表面が荒れています
 この点は無視して下さい
 本当はしっかりと研磨してツルツルに仕上げています

では、写真でご確認下さい
 標準的な形態と考えて下さい
 ちなみに下の写真の突起部は7.5ミリです

 これでもわからなければTPCを作りますので、上下模型を送って下さい
 あるいは本院に見学におこし下さい。歓迎しますよ (^^)

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アンケート集計2016/12末現在 (TPC)

TPC(舌姿勢補正器 Tongue Posture Corrector)の溜まっていたアンケートをまとめました


      患者アンケート6(10ケース_40-49)

      患者アンケート7(29ケース_50-77)

今回のアンケートでは前ブログで紹介したケースが一番印象に残っています。もっと改善していると思うので次回の来院が楽しみです。鬱病の薬を飲まなくなっていたら特に嬉しいですね

 そして、2016年までの全てのアンケートを一つにまとめました
77ケースになりました

       患者アンケート2016末(77ケース_1-77)
       
       エクセル集計表2016末

       TPCの説明まとめページ

新年早々、90才男性にTPCを作ることになりました

いろいろありますが、ドライマウスが主訴です
口が乾いて何度も夜中に起きてしまいトイレに行くそうです
あくまでも推測ですが、いびきが減ることにより睡眠の質が向上して、夜中に起きる回数が減った有効例は多数ありますので今回も期待しています

80才台は何人もいましたが、初の90才台です
100まで行けそうな方でしたので、TPCも貢献できたらと思います
めざせ!100才 \(^o^)/

 

TCH TPC(舌姿勢補正器 Tongue Posture Corrector)

 TCHの治療をまとめようと思っていたら、うれしいことに劇的に改善した症例のアンケートが得られましたので報告します

 30代男性で予診票にあるように、右の下顎の痛みと左耳鳴りがひどくて頭痛、肩こり、腰痛もあり、多くの歯科医院や神経科にも通院されてきたそうで、10年以上病んでおられ糖尿病などの全身疾患も併発されています

  
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 重症のTCH患者さんによく見られるドクターショッピング状態で、たまたまネットで探して本院にたどり着いたようです。初めて対面した時には何でもいいからすぐに治してくれという感じでしたが、温厚で生真面目な患者さんと思いました

 初診において、TPCによる治療は全く聞いたことのない話のため、殆どの患者さんが混乱して理解が得られにくいので、まずは次回までに自己治療法を試してもらいます。そして舌の位置を気にした生活を通して良く考えてもらい、舌の大切さについて納得していただけた患者さんだけ着手しています。ただ、今回のような患者さんの場合は本人の理解も得られやすいのですぐに着手します

 治療の経過です

 8/6       初診  30分ほどの問診、TPC印象、次回までの自己対処法説明
 8/13     2回目  TPCセット&使用方法説明、前回以降の症状について問診
 9/5        3回目 右顎の痛みがなくなった。左に耳鳴りは多少良くなった
            問診して正しい嚥下について再度説明
 11/14 4回目 耳鳴りが治った。顎の痛みもない。左の頬に軽い違和感がある 
             アンケートを取った
             


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 3回の治療は合計すると約1時間半で殆どが問診と説明です。とにかく患者さんと話すことが良い結果に結びつくと思います。TPCは印象する時間とセットの時間で合計20分位で、いわゆる通常の歯科治療は何もしていません。TPCは咬合に関与させないので咬耗せず咬合調整はセット時だけで以後は殆ど必要ありません

 むし歯治療は未だ着手していないし咬合調整もまだしていないので、少なくとも数回は通院して頂く予定です。

 10年以上困っていた患者さんがこれだけの治療で治ってしまうとは、自分でも予想以上の結果です。悪い状態の患者さんの方が治る伸びしろが大きいし、必死で治そうと取り組むのでこんな結果が出やすいと思います。思い出してみるとこれほど劇的な結果は1年ぶりです

 ただ残念ながらEBM的には意味のない報告ですので多くの歯科医師に信じていただけるか心配です。ここまで劇的でない症例は日常茶飯事なんですが、歯科的にはあまりにも突飛な発想で咬合を軽視していると思われるためか?私の人徳のなさか?なかなかフォローワーが出現しないのが悩みです。咬合を軽視しているわけではなくて、逆に咬合を変えるリスクが怖くて手が出せないという考えから生まれた治療法で、パラファンクション改善に目処が付いてから必要なら咬合に着手しております

 起きている時はポストイット法など自己管理でかなりコントロールできますが、就寝時はお手上げで、バイトプレートで悪影響を減じる対応法しかなかったと思います。ですからTPCの一番の特徴は、コントロール不能で一番危険な時間帯である就寝時に有効なために、効果が出やすいことだと考えております。そして干渉なしに咬合できるために装着感が抜群なことも大きな特徴です

 私も未だ自院の患者さんの治療結果を通じて研究中ですので、ぜひTPCをお試し頂きまして、先生方の治療結果などを私にフィードバックしていただきたいです

以前の著効例 
TPC(舌姿勢補正器)でTCH治療8 患者アンケート5 (6ケース)

 

TPC(舌姿勢補正器 Tongue Posture Corrector)

 

いびき TPC(舌姿勢補正器 Tongue Posture Corrector)

 アンケート結果を6ケース追加し73ケースになりました

 最後の73ケース目はいびきが主訴の患者さんでした。60歳台男性で多少小太りなので、無呼吸(SAS)の傾向がある可能性もありますが、「口が渇かなくなって、いびきをしなくなったと家族が言っている」ということで、上手くいったと患者さん共々喜んでいます

 低位舌を修正して根本から治すTPCの方が近頃広告しているナステントよりも優れていると、我田引水&手前味噌ですが自己評価しております

 先週も60歳代女性がTPC装着1週間で「いびきが治った、口が渇かなくなった」と言ってくれました。詳しく分析していませんがいびきを気にしていた患者さんの少なくとも半数はいびきの改善&口渇の改善しています。他にも56番70歳代女性はシーパップを止めてからTPCに出会いましたが、夜中にビックリして起きることがなくなり、日中も眠くならなくなったと今日伺いました。

 いびきに対して有効な対処法がない現状では、TPCを試す価値があるのではないかと信じています

 もちろん、あいうべ体操などの舌のトレーニングなどの説明をして訓練をおすすめしています

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 ↓ 下の文字をクリックすると集計表が開きます 2016/11/2 73ケース

エクセルアンケート集計表

 表の見方はこちらをご覧ください

 

 

子供用TPC_お口ポカン対策2

 TPC(Tongue Posture Corrector 舌姿勢補正器)を使って
子供のお口ポカンを改善し不正咬合の芽を摘もうと目論んでいます

第一号患者の経過報告です

前回報告したようにアンダーカット不足でTPCの安定化で苦労しましたが
それ以降は順調です
苦労したおかげでノンクラスプで全く咬合に関与しないようにしても
装置を安定させるアイディアが閃いたので、
他のお子さんで試す予定です

お家で日中はかなり長時間セットしているそうです
寝る時は口テープを貼っていますが
朝までTPCがお口の中にあったことはなく枕元に落ちているそうです
ただ、それはまだ仕方ないことだと思っています
とにかく毎晩TPCをセットしテープを貼って寝てくれたら充分と思います

それくらいの使用状況ですが、明らかに口元に変化が出てきていまして
TPCが入っていればお口ポカンになっていないし
入っていない時も口元が違ってきているそうです

母親もかなり良くなったとすごく喜んでくれて
治療への協力度は最高です
私も嬉しくてより意欲が湧いてきました \(^o^)/


TPCセット後およそ2ヶ月の写真を撮りました

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TPCは入っていませんがお口が閉じてきています

7ヶ月後(2017.2.6追加)
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写真を撮ろうとすると意識して口を閉じるようになり、盗撮?した写真です。そのためにキレイな写真が撮れずピンぼけ気味ですが、明らかにお口ポカンは治りつつあります。母親も日頃の改善を実感されていています。ただ、過蓋咬合の改善はあまりないので、更に経過を見たいと思います。前歯の交換時期にどうなっていくかが楽しみです

 

1160701us002術前
1160701us003初めてTPCセットした直後

今後はゴックンやあいうべ体操も指導する予定です

残念ながらあいうべ体操や嚥下のトレーニングはあまりしていないようです(2017.2.6追加)

 

子供用TPCの復習ですが

1  装着はすごく楽なので小さな子供でも結構使える
2  見た目で直ぐに効果が出るので、保護者に受けがいい
3  さ行は言いにくが、会話はしっかりできるので長時間使える

 子供用TPC お口ポカン対策

 

ここから下は工事中です m(_ _)m

 

                                  アンケート結果 4

             前 TPC7 へ

後 TPC9 へ

 

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TPC(舌姿勢補正器)  患者アンケート集計 20160919

 TPC(舌姿勢補正器 Tongue Posture Corrector) を臨床応用して4年目になり100症例近くになりました。当然、治療効果や限界も見えてきまして、より効率的な応用法を知りたいので、現在も試行錯誤を繰り返しております

 さらにお口ポカン対策の子供用TPCは始めたばかりで10件足らずです

  このたびTPCの患者アンケートまで漕ぎつけた67件をエクセルで集計しましたので、ご高覧いただけると幸いです

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 ↓ 下の文字をクリックすると集計表が開きます

エクセルアンケート集計表


 アンケート内容は以下を参考にして下さい
  YNはセット前「はい」、セット後は「いいえ」です。「?」は「わからない」です
  他もほぼ同様に解釈して下さい

20160919_150919

 

 

 

 前 TPC8 へ     後 TPC11 へ 

お口ポカン対策の子供用TPCへ  

 

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子供用TPC_お口ポカン対策

 
 TPC(Tongue Posture Corrector 舌姿勢補正器)を使って
子供のお口ポカンを改善し不正咬合の芽を摘もうと目論んでいます
ただ、子供の場合アンダーカットが少ないことが多く
大人と比べてTPCが安定しないので少し難しいです
結局、床矯正装置とあまり変わらないデザインになったケースもあり
正直もっといいアイディアが浮かんでこないかと思っています

 咬合面を覆わず咬合に全く干渉しないデザインで自由に噛めるのが
大きなセールスポイントなのでなるべくワイヤーを使いたくなのですが・・・
逆に床矯正装置の追加アイテムとして、切歯乳頭部に突起物を作れば
TPC機能付き床矯正装置になりまして、少しだけ作ったことがあります
口蓋を覆う面積が広いので舌にはマイナスと思いますけど
舌接触補助床と考えたら意味があるのかもしれません

 成人用TPCはアンケートをもらうまで辿り着いた症例が60件を超えて
ほぼ試しつくし、黎明期は終わった気がしていますが
子供用TPCはまだ始めたばかりで、いろいろ試せて面白いです
他の装置との優位点は

装着はすごく楽なので小さな子供でも結構使える
2 見た目で直ぐに効果が出るので、保護者に受けがいい
3 さ行は言いにくが、会話はしっかりできるので長時間使える


第一号患者です。4才男

1160701us002 TPCセット前
1160701us003 TPCセット直後
1160711us002
1160711us001

 

 TPCをセットすると、すぐに効果が出ているのがわかります
但しこの装置は安定性が悪くて3つ作ることになりました

歯牙にアンダーカットがほとんどがなかったので
単純鈎は粘膜に刺さってしまうのが怖かったですが単純鈎を付与しました
しかし、それでもすぐ外れてしまうとクレームが付き試行錯誤しました

1160808us001
左から単純鈎の1号、ボールクラスプの2号、ボール&アダムスクラスプ&拡大ネジの3号

大人と違って維持力の問題、顎成長の阻害リスクなどがあるので、なかなか難しいのですが
お口ポカンを改善して得られるメリットが優ると思い試しています

お家にいる時にず~っと使っていただきたいですね
寝る時は口テープも貼った方が良いです

症例2
1160823NS002
1160823NS003
1160823NS001

 

症例3

1160809MS001

1160809MS002
1160809MS003T4Kと併用です

 

症例4
1160725km007

 1160725KM003
1160725KM009

 

 

 

 

 

 

 

 

ここから下は工事中です m(_ _)m

 

                                  アンケート結果 4

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学校検診_お口ポカン、口呼吸、間違ったゴックン

 数年前から気になっていましたが、中学校の歯科検診していると、むし歯は激減し歯肉炎も多少改善してきているのに、口唇が乾燥して腫れ気味の生徒がすごく多い。こんな生徒はいつもお口ポカンで口呼吸していて、間違ったゴックン(嚥下)をしている可能性が高い。しかし、本人、両親、教師のいずれもがその事実に気づかず放置されているので、問題提示したいと思います。

口呼吸でおきやすい問題をビックリするものから並べると 
   (赤字はクリックするとリンク先へ飛びます)

 アデノイド顔貌  (お口ポカンの間延びした顔になってしまいます)

 自己免疫疾患  (リウマチ、IgA腎症など)

 いびき       (子供でさえも無呼吸症候群になります)

 アレルギー     (乾燥によりノド周囲の免疫系の機能低下)

 出っ歯       (前歯が出ているか、下顎が引っ込んでいる)

 口臭        (口臭の最大の原因は乾燥です)

 風邪          (鼻がつまり、よけいに口呼吸になる負のスパイラル) 

 むし歯、歯肉炎、歯石、口唇の荒れ&肥厚

他にもきりがないほどたくさんあります

 呼吸や嚥下が絡むので耳鼻咽喉科とダブる話だが、大きな問題起こす可能性があるのに、積極的に口呼吸を治そうという取り組みはなされていない。ぜひ、ご両親や教育機関にこの大問題を認識していただき、積極的に取り組むようにしていただきたいと思います。ただでさえ少子化が問題なのに、放置すればこんな多くの子供が成長した時に、無呼吸症候群だけに限っても莫大な社会的な損失が生じると思います。

 

まずは手軽に取り組みやすい対策は あいうべ体操  などの舌の体操です

 私の一工夫は
 最後の べ~ は舌を下に伸ばすのではなく、舌をまっすぐ前に突き出す ようにして下さい
 そうすると首の後がすごく刺激されますが、これが大切と思います

 もっとマニアックなら、お経を唱えるような低めの声で
 な~ら~に~ゆ~け~~~~
 がおすすめです
 お経のように「な」と「ら」を唱えると舌が口蓋に近づきますよね
 そして最後はやはり「け~」で思いっきり舌を前に突き出して
 後頚部が痛くなるまでしてください (^^)

 

口呼吸は赤ちゃんの時から始まることも多いようです

丁寧な正しい育児は手間がかかりますが
長期的にみれば、一番手間の掛からない育児になると思います

本院ではいよいよTPCを幼児のお口ポカンに応用開始しました
いい結果が出ると信じていますが、さて、どうなるか?

 

 

 

内視鏡 摂食嚥下

内視鏡実習 ←私の咽頭部

先日、摂食嚥下の研修にて内視鏡の相互実習をする機会があり勉強になりました。自分の咽頭部を見るのは初めてで面白かったです。 (^^)
内視鏡の操作は簡単とはいえませんが、練習すればなんとかなると思いましたので、できれば臨床に使えるようになりたいと思いました。

上咽頭から舌根部の動きが見えるので Tongue Posture Corrector (TPC 舌姿勢補正器) を検証中の私としてはとても興味深かったです。

下に動画を少しお見せしますので、ぜひ御覧ください。

摂食嚥下は訪問歯科診療では重要なテーマで、その摂食嚥下のレベルを知るには内視鏡は大きな武器になります。ただ、内視鏡の前にすべきことも多いのですが、機械好きな私としては気になる医療機器です。

正直、医療機器よりも河田歯科医院の一番の問題はマンパワー不足です。来院患者の対応だけで手一杯の現状ですので、もっと訪問診療に行きたいのですがいかんともしがたいのが現状です。地域包括ケアの推進に貢献したいと思い、訪問診療のためにスタッフを増員しないといけないと思いますが、決断できないないまま数年経過しています。 (-_-)