TPCアンケート/TCH,ドライマウス,小顔201801


多忙で患者アンケートの集計が遅れましたが、舌姿勢補正器TonguePostureCorrector(TPC)の報告です。
今回は16ケースですが、近隣歯科からの紹介や転院の患者さんが多く個性的な患者さんが多かったです。

エクセルの表でNo.117の患者さんはTCHがひどく会話中にも噛んでしまうという珍しい主訴で、いろいろ試したが改善しないために前医より紹介されて来院されました。TPCの説明後すぐに印象を採り、2回目TPCセット、3回目あっさり治ったとのことで治療終了を希望されました。正直、少なくとももう一回来院していただきバージョンアップしたかったのですが、主訴が改善されたので必要ないとのことでした。
TPCの効果がすぐに出たためにしっかりと検証したかったので残念でしたが、TPCはTCHによく効くことを再確認できました。

 No.118の患者さんは左上大臼歯部の治療が咬合痛で長引き、追い打ちで顎関節痛も出てしまい、結局1年半以上も通ったが治らずに困っていたところ、たまたま本院の患者さんから紹介されて転院されました。早速TPCを作りセットしましたが、反応が鈍かったのですぐにバージョンアップしたら効果が出てきました。7/31TPCセット、8/10TPCバージョンアップ、8/29かなり改善、10/17ほぼ治った、10/31完治ということで補綴処置に着手できました。この患者さんのように最後臼歯の抜髄などで咬合を落とすと、顎位が不安定になり顎関節症になる患者さんは極めて多いと思います。特に舌位が正しくない患者さんはよりこの問題を生じやすい下地がありますので注意しないといけません。

 No.123の患者さんは主訴が歯軋り、くいしばりでしたが、それが減ったかどうか患者さん自身はわからないとのことでしたが、症状がかなり改善したのでうまくいったと考えています。

 No.124の患者さんは無髄歯の左上7番がしみて困るという主訴でした。歯軋りもありそうなのでTPCを作りましたら少し改善しました。そして一月後にバージョンアップしましたら、10日後には完治しました。セット後2ヶ月半でアンケートを取りましたら

 小顔になった
 口が渇かなくなり、就寝中の咳が減った

と予期せぬ効果もあったとのことでした。小顔効果はあっても驚きませんが、何も説明していないのに患者さんの自ら出た言葉なのでとても嬉しかったです \(^o^)/

あとはドライマウス関連が多いですが、うれしいことにすべての症例で効果が出ています。高齢になると夜間にトイレに行く人が多いですが、いろいろ聞いてみると口が渇いて目が覚めて、それならトイレに行っておこうという人が多いと感じました。つまりオシッコが溜まったから目が覚めるよりも、口が渇いて目が覚める人が意外と多いのでは?と考えています。だからTPCで口が渇かなくなるとトイレに行く回数が減るという回答が多いかもしれません。No.126の患者さんは口が渇かなくなり、夜中に起きるのが5,6回が1,2回に減ったという著効例になっています。

 

アンケートまでいただける患者さんは基本的には経過の良いケースであることが多く、アンケートまでたどり着けない患者さんはTPCセット総数の20%程度と考えていますので、その点を勘案してレポートをご評価下さい。


患者アンケートPDF NO.116-131(16ケース)

患者アンケートエクセル すべてNo,131(128ケース)

患者アンケートPDFすべてNo.131(128ケース)

 

TPCのバージョンアップ

 最近はTPCをセットして1~3ヶ月経った時にバージョンアップしています

 バージョンアップは正しい嚥下をある程度、体で理解していないといけないので、最初には行っておりません

  まずは舌尖をスポットに当たるようになることで60点ギリギリ合格
  それから、ある程度使ってもらうと正しい嚥下が少しわかってきて
  舌背が口蓋に近づくようになりやっと直接印象法がOKになります

                ↓お詫び_装置が統一されていません

  a1170621秋001

  ↑凹み周辺を削り新鮮面を出します

  e1170501B02

  ↑即重レジンを盛ります

  e1170501B03
  ↑辛いので水につけてから口腔内に入れて3回嚥下してもらう  

  a1170621秋002

  ↑口外に取り出してすぐに余剰部分をガーゼで拭き取ります

  a1170621秋006

  ↑研磨後です

  c1170617E01  
  c1170617E01

  ↑他のケースの研磨後です
  わかりやすくするために白の即重を使うようにしていますが、どんな形になるかは舌におまかせです

 

バージョンアップにより舌とのフィット感は向上するので
最も重要な就寝時における舌姿勢がより改善します

さらに、あいうべ体操や空嚥下をしながら舌を鍛えて、舌背が口蓋に付くようになり、正しい嚥下を無意識にできるようになって欲しいと感じています

 

 

TPCの勉強会(名古屋) 

TPC 舌姿勢補正器 TonguePostureCorrector

 先日、名古屋にて大学の同級生が所属するスタディーグループに招いていただき、6名の歯科医にTPCについて4時間余り話をさせていただきました。これほどの長時間集中してTPCについて話をしたことは初めてだったので、事前の資料作りなど大変でしたが、自分にとっても再確認することが多くたいへん有意義でした。

TPCtop

 内容は医院でいつも患者さんに説明すること、患者さんアンケートの分析、著効例の説明、TPC開発の経過、簡単な実習、TPCと関連することなどでした。ありがたいことに知識意欲が旺盛な先生方で、ポイントごとにディスカッションを交えながら進めましたので、かなりご理解していただけたのではないかと思いました。

 今後もこのような機会をたくさん得て、TPCを多くの歯科医に知っていただき、臨床で活用してもらえるようになればと願っております。

 それで大風呂敷を広げ過ぎでホラ吹きのそしりを受けても、夢はでっかい方がいいということで、私の夢はとても大それたものです。それは
  TPCが歯科治療のスタンダードに加わる
という夢で、正直大き過ぎる夢ですが、SASと誤嚥の予備軍である低位舌の患者さんがこれほど多い現状を考えると、舌に対する関心が歯科医内で急に盛り上がる可能性もあるので、諦めずに邁進したいと思っています。

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早めに老母の施設を出て、会場が熱田神宮の近くでしたので、熱田神宮を散策してから気分良く会場入りしました。やはり早朝の熱田神宮は凛とした雰囲気があっていいですね。おまけに昼食は近くにある超有名店「あつた蓬莱軒」のひつまぶしのテイクアウトでチョー美味しかったです。数多の勉強会で食べた昼食の中ではダントツの一番でした \(^o^)/

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 もしもTPCの話を聞いてみたいという先生方がいらっしゃいましたらぜひご連絡ください。日程さえ合えば手弁当で伺います。いわばTPCの宣教師みたいなものですのでお気軽にご連絡下さい。ただし遠方の場合、可能なら交通費だけお願いしたいです ^^;

 

いびき、歯ぎしり、夜中にトイレに行く回数が減る

  この頃本院では、顎関節症の三大症状を訴える患者さんが減ってる気がします。顎関節症フェチの私としては少し残念?ですが、関係無いと思われている肩こり、頭痛、ドライマウス、いびき、歯軋りなどは顎関節症でも起きる症状なので、実は隠れ顎関節症である患者さんは多いです。

 今回添付しているアンケートは高齢者が多く最高齢は90歳でした。そのためにドライマウスについての回答が多いですが、ドライマウスは改善が自覚しやすい症状だからとも言えます。

 特に興味深かったのは2名が「口が乾かなくなった。夜トイレ行く回数が4~5回が2~3回に減ったとまったく同回数減ったと回答をしたことです。

 私はいびきや口渇が減ることで睡眠の質が上り熟睡できたために、目が覚めにくくなったのではと考えています。このことから
TPC(Tongue Posture Corrector 舌姿勢補正器 )はオーラルフレイルを予防することにより、超高齢者社会にも貢献できるのはと勝手に考えています。

 

アンケート結果 8

 

TPC へ

 

アンケート集計2016/12末現在 (TPC)

TPC(舌姿勢補正器 Tongue Posture Corrector)の溜まっていたアンケートをまとめました


      患者アンケート6(10ケース_40-49)

      患者アンケート7(29ケース_50-77)

今回のアンケートでは前ブログで紹介したケースが一番印象に残っています。もっと改善していると思うので次回の来院が楽しみです。鬱病の薬を飲まなくなっていたら特に嬉しいですね

 そして、2016年までの全てのアンケートを一つにまとめました
77ケースになりました

       患者アンケート2016末(77ケース_1-77)
       
       エクセル集計表2016末

       TPCの説明まとめページ

新年早々、90才男性にTPCを作ることになりました

いろいろありますが、ドライマウスが主訴です
口が乾いて何度も夜中に起きてしまいトイレに行くそうです
あくまでも推測ですが、いびきが減ることにより睡眠の質が向上して、夜中に起きる回数が減った有効例は多数ありますので今回も期待しています

80才台は何人もいましたが、初の90才台です
100まで行けそうな方でしたので、TPCも貢献できたらと思います
めざせ!100才 \(^o^)/

 

いびき TPC(舌姿勢補正器 Tongue Posture Corrector)

 アンケート結果を6ケース追加し73ケースになりました

 最後の73ケース目はいびきが主訴の患者さんでした。60歳台男性で多少小太りなので、無呼吸(SAS)の傾向がある可能性もありますが、「口が渇かなくなって、いびきをしなくなったと家族が言っている」ということで、上手くいったと患者さん共々喜んでいます

 低位舌を修正して根本から治すTPCの方が近頃広告しているナステントよりも優れていると、我田引水&手前味噌ですが自己評価しております

 先週も60歳代女性がTPC装着1週間で「いびきが治った、口が渇かなくなった」と言ってくれました。詳しく分析していませんがいびきを気にしていた患者さんの少なくとも半数はいびきの改善&口渇の改善しています。他にも56番70歳代女性はシーパップを止めてからTPCに出会いましたが、夜中にビックリして起きることがなくなり、日中も眠くならなくなったと今日伺いました。

 いびきに対して有効な対処法がない現状では、TPCを試す価値があるのではないかと信じています

 もちろん、あいうべ体操などの舌のトレーニングなどの説明をして訓練をおすすめしています

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 ↓ 下の文字をクリックすると集計表が開きます 2016/11/2 73ケース

エクセルアンケート集計表

 表の見方はこちらをご覧ください

 

 

子供用TPC_お口ポカン対策

 
 TPC(Tongue Posture Corrector 舌姿勢補正器)を使って
子供のお口ポカンを改善し不正咬合の芽を摘もうと目論んでいます
ただ、子供の場合アンダーカットが少ないことが多く
大人と比べてTPCが安定しないので少し難しいです
結局、床矯正装置とあまり変わらないデザインになったケースもあり
正直もっといいアイディアが浮かんでこないかと思っています

 咬合面を覆わず咬合に全く干渉しないデザインで自由に噛めるのが
大きなセールスポイントなのでなるべくワイヤーを使いたくなのですが・・・
逆に床矯正装置の追加アイテムとして、切歯乳頭部に突起物を作れば
TPC機能付き床矯正装置になりまして、少しだけ作ったことがあります
口蓋を覆う面積が広いので舌にはマイナスと思いますけど
舌接触補助床と考えたら意味があるのかもしれません

 成人用TPCはアンケートをもらうまで辿り着いた症例が60件を超えて
ほぼ試しつくし、黎明期は終わった気がしていますが
子供用TPCはまだ始めたばかりで、いろいろ試せて面白いです
他の装置との優位点は

装着はすごく楽なので小さな子供でも結構使える
2 見た目で直ぐに効果が出るので、保護者に受けがいい
3 さ行は言いにくが、会話はしっかりできるので長時間使える


第一号患者です。4才男

1160701us002 TPCセット前
1160701us003 TPCセット直後
1160711us002
1160711us001

 

 TPCをセットすると、すぐに効果が出ているのがわかります
但しこの装置は安定性が悪くて3つ作ることになりました

歯牙にアンダーカットがほとんどがなかったので
単純鈎は粘膜に刺さってしまうのが怖かったですが単純鈎を付与しました
しかし、それでもすぐ外れてしまうとクレームが付き試行錯誤しました

1160808us001
左から単純鈎の1号、ボールクラスプの2号、ボール&アダムスクラスプ&拡大ネジの3号

大人と違って維持力の問題、顎成長の阻害リスクなどがあるので、なかなか難しいのですが
お口ポカンを改善して得られるメリットが優ると思い試しています

お家にいる時にず~っと使っていただきたいですね
寝る時は口テープも貼った方が良いです

症例2
1160823NS002
1160823NS003
1160823NS001

 

症例3

1160809MS001

1160809MS002
1160809MS003T4Kと併用です

 

症例4
1160725km007

 1160725KM003
1160725KM009

 

 

 

 

 

 

 

 

ここから下は工事中です m(_ _)m

 

                                  アンケート結果 4

             前 TPC7 へ

後 TPC9 へ

 

TPCトップ へ

 

 

学校検診_お口ポカン、口呼吸、間違ったゴックン

 数年前から気になっていましたが、中学校の歯科検診していると、むし歯は激減し歯肉炎も多少改善してきているのに、口唇が乾燥して腫れ気味の生徒がすごく多い。こんな生徒はいつもお口ポカンで口呼吸していて、間違ったゴックン(嚥下)をしている可能性が高い。しかし、本人、両親、教師のいずれもがその事実に気づかず放置されているので、問題提示したいと思います。

口呼吸でおきやすい問題をビックリするものから並べると 
   (赤字はクリックするとリンク先へ飛びます)

 アデノイド顔貌  (お口ポカンの間延びした顔になってしまいます)

 自己免疫疾患  (リウマチ、IgA腎症など)

 いびき       (子供でさえも無呼吸症候群になります)

 アレルギー     (乾燥によりノド周囲の免疫系の機能低下)

 出っ歯       (前歯が出ているか、下顎が引っ込んでいる)

 口臭        (口臭の最大の原因は乾燥です)

 風邪          (鼻がつまり、よけいに口呼吸になる負のスパイラル) 

 むし歯、歯肉炎、歯石、口唇の荒れ&肥厚

他にもきりがないほどたくさんあります

 呼吸や嚥下が絡むので耳鼻咽喉科とダブる話だが、大きな問題起こす可能性があるのに、積極的に口呼吸を治そうという取り組みはなされていない。ぜひ、ご両親や教育機関にこの大問題を認識していただき、積極的に取り組むようにしていただきたいと思います。ただでさえ少子化が問題なのに、放置すればこんな多くの子供が成長した時に、無呼吸症候群だけに限っても莫大な社会的な損失が生じると思います。

 

まずは手軽に取り組みやすい対策は あいうべ体操  などの舌の体操です

 私の一工夫は
 最後の べ~ は舌を下に伸ばすのではなく、舌をまっすぐ前に突き出す ようにして下さい
 そうすると首の後がすごく刺激されますが、これが大切と思います

 もっとマニアックなら、お経を唱えるような低めの声で
 な~ら~に~ゆ~け~~~~
 がおすすめです
 お経のように「な」と「ら」を唱えると舌が口蓋に近づきますよね
 そして最後はやはり「け~」で思いっきり舌を前に突き出して
 後頚部が痛くなるまでしてください (^^)

 

口呼吸は赤ちゃんの時から始まることも多いようです

丁寧な正しい育児は手間がかかりますが
長期的にみれば、一番手間の掛からない育児になると思います

本院ではいよいよTPCを幼児のお口ポカンに応用開始しました
いい結果が出ると信じていますが、さて、どうなるか?