顎関節症TCH         河田歯科医院(広島県三原市)

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2014年よりオリジナルのTPC(Tongue Posture Corrector舌姿勢補正器)を使い
舌の姿勢を是正することによって治療する全く新しいコンセプトによる顎関節症治療をはじめました

20年間ほどはカウンセリング&セルフケアがメインの治療で咬合治療は最小限にとどめ、かつマウスピース否定派でしたが、噛み合わせに全く関与しないユニークなマウスピースTPCを考案したので、一応マウスピース派に復帰したといえるかも知れません。 ただし、歯に全く当たらないのでマウスピース派からも否定される可能性が高い常識破りの治療法で、噛み合わせに関与しないで噛み合わせを治そうという暴挙とも言えます

舌の姿勢なんて気にしたことがないと思いますが、舌にアプローチすることにより非常に良好な治療結果を得ています
ご興味のある方は最上段にある 河田歯科医院(広島県三原市) をクリックしてご高覧下さい

TPCの特徴は
こんな装置で治るの?と思うほど単純な装置ですが、重症例にも有効です
咬合面を覆わないユニークな形ですので、自由に噛めて、すごく装着感が良いです
噛みしめ&歯軋り と いびき&口呼吸 相反する症状が同時に改善する
TPCはセルフケアのできない就寝時にも低位舌是正に効果があります(実はこれが最大のメリット)

簡単な装置で、殆どの患者さんは調整も殆どないためにTPC関連の治療費は非常に安価です
通常は1回目カウンセリング、2回目型取り、3回目TPCセット、4回目調整
5回目は約2ヶ月後でTPCをバージョンアップして終わりです。もちろん経過が悪い方は治療継続になります

改善度を上げるには家庭で簡単な嚥下のトレーニングをおすすめします
寝相にも注意して、うつぶせ寝、横向き寝は控えめにして口を閉じて仰向け寝をメインにしましょう
嚥下と呼吸がポイントで、それには舌の姿勢の是正が一番効果があります
舌の姿勢が正しくなってくると、下顎位が安定しますので顎関節症に有効です

噛み合わせは大切ですが、正常者の歯同士が当たっている時間は40分/日といわれています
ということは当たっていない時間は23時間20分です。圧倒的に当る時間が短いです
ですので、この当たっていない時間をストレス無く過ごせるように導くことが大切と思っています
舌は思いの外大きい筋肉の塊のために周りへの影響も大きいのです
最終的には体の姿勢にまで及びますので、ウォーキング等で体のバランスを整えましょう

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歯科というと虫歯や歯槽膿漏(今は歯周病といいます)が2大疾患といわれてきましたが、この頃は第3の疾患がクローズアップされてきました。私はこの第3の疾患について興味があり勉強をしています。学問的にまだはっきりしないことも多くて治療法もしっかり決まっていませんが、今の時点で役に立ちそうな事を皆様に知っていただきたいと思い開設しました。では第3の疾患とはなんでしょう、それは一般には顎関節症といわれていて顎の関節を中心とした顔面から首にかけての疾患です。そして全身にまで影響を及ぼすことも稀ではありません。

原因

問題は顎関節症になる原因がはっきりしていないことです。ポイントは噛み合わせの不良が直接原因か単なる誘因の一つかという事です。原因がはっきりしていないので治療法も様々な方法が乱立して歯科医師によりかなり治療方法が異なっています。ですから私が今、正しいと思ってしている治療も本当に正しいのかは定かではありません。

一般に原因と考えられているものは、噛み合わせに関しては、噛み合わせの不良(虫歯、歯の欠損放置、歯並びの不正、不適切な歯科治療)、歯軋り、噛みしめ癖、偏側噛み、成長期の咀嚼不足による発育異常、奇形、外傷、リューマチなどです。噛み合わせ以外の原因としては、運動不足、ストレス、姿勢の悪さ、頬杖、性格、精神障害、体調不良、読書パソコン編み物など下を長く見る環境、スポーツ時の噛みしめ(例えば球を打つ瞬間の噛みしめ)、大開口、足のけが、靴の不良などです。
コンピューターにどっぷりでインターネット三昧の貴方も危ないですよ。

原因は本当にいっぱいあってほとんどの人が何かが当てはまると思いますが、どれくらいで発症するかの個人差がすごくあり、このことが真の原因を特定できない理由になっています。 私の個人的見解としては噛み合わせの不良が時として直接原因になることもあるが、また色々な誘因の一つにすぎないこともあるのではないかと思っています。どうも奥歯にものが挟まったような言い方で残念ですが・・・・・・実は噛み合わせの不良は直接原因ではないという考え方の支持率も高いのです。

例えば、多くの人は歯が抜けたら歯がなくなって少し噛みにくくなるくらいとしか考えませんが、実は次第に顎の位置がずれてきて顎の関節や咀嚼筋などに悪影響を与え、さらに二次的に歯や歯槽骨などに悪影響を与えます。歯が抜けると顎がずれると書きましたが、ここまでは必ず進みます。しかしその結果として顎関節症にみんなが発症するわけでないし、逆に虫歯が一本もないとか一見歯並びが良い人でも、厳密に言えば顎はずれていて、顎関節症になる可能性はあるのです。こういう所がこの病気のはっきりしないところです。要は顎がずれても大丈夫な人がおり、しかし顎関節症の人は顎がずれていること多いということです。


症状

三大症状

 

このうち関節の音が一番治りにくいですが、音がしていてもあまり気にしない方が良いと思います

その他の症状 

これだけあると当てはまらない人はいないと思いますが、文献を調べるとこうなってしまいました。逆にあまり症状を口の周辺付近から広げないようにしようと言う意見もあります。しかしこれだけあるという事はこの病気が体の姿勢や自律神経系に関連していて、全身に影響を与えるという考え方の正しいことを示しているのかもしれません。
口の周辺以外の主訴で多いのは頭痛と肩こりです。

 

歯 

  歯がしみる、歯の動揺、違和感、破折、欠状欠損

歯肉 

  歯肉の腫れ、歯肉がしみる、退縮

  味覚障害、発音障害、舌のもつれ、舌の付随意運動

  こめかみ・額・頭頂部・後頭部の頭痛、帽子をかぶった感じ

  毛をさわるだけで痛い感じ

目 

  目の奥の方の痛み・疲労感、視力低下、めまい、目がちかちかする

  瞼の垂れ下がり、涙が出やすい、チック症、眼窩下縁の痛み

鼻 

  鼻づまり、違和感、いびき

耳 

  耳鳴り、聴力低下、かゆみ、めまい、中耳炎様疼痛

首・肩 

  首が回らない、首筋の痛み、肩こり、四十肩

咽頭

  喉の痛み・つまった感じ・かさかさする・ひりひりする、空咳

  痰が切れない、飲み込みにくい、吐き気、異物感

胸 

  動悸、肋間神経痛、乳腺炎の疑い、乳房のしこり・痛み

腹 

  胃十二指腸の痛み、腸炎様の痛み、痔、生理不順

腰 

  腰痛、ぎっくり腰

手腕 

  手首の痛み・痺れ、手指の痺れ・痛み、関節の痛み、上腕の痛み

足 

  外股で歩く、足のもつれ、関節の痛み、膝に水が貯まる、マメ・ウオの目

  股関節脱臼、静脈瘤、履き物の踵の減りの異常

全身  

  姿勢が前屈みになる、顎が出る、冷え性、自律神経失調症

心   

  意欲減退、仕事や学校が楽しくない、眠れない、物忘れする

  怒りっぽい、ボーっとなる、落ちつかない

 



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