カテゴリー: 食育
7ヶ月の赤ちゃん来院 口腔機能発達不全症
先日、広島市より7ヶ月の赤ちゃんが来院してくれました
本院のHPの口腔機能発達不全症の記事を見たら、赤ちゃんがほとんど同じ状態だと気づき広島市内で口腔機能発達不全症への対応をしてくれそうな歯科医院を探したけど見つからなかったので、ご両親とともに1時間以上かけて三原まで来てくれました
\(^o^)/
プライバシー保護のため写真はイメージ
妊婦健診に来た方にいつも説明している内容のアドバンスになりますが、すでに受けておられる小児科医や助産師&保健師さんのご指導に加えて、哺乳、嚥下、捕食、咀嚼、呼吸などを見てきた歯科医師としての視点からアドバイスをさせていただきたいと考えています
初めて聞く話も多かったようで、遠くから来たかいがあったと喜んでくださいました。あとでLINEでやり取りしたらママは保育士さんだそうで、理解が早く質問を沢山受けました。私も生の疑問点が聞けて勉強になりました
ただし大きな問題があります。それは私が男性で子どもを生んで母乳を飲ませたことがないため、私のアドバイスにはどこかに見落としがある?(減らすよう努力していますが・・・)かもなのでその点はご留意ください
一般的には歯がないのに歯医者に行く必要があるの?と思われるでしょうが、おっぱいを上手に飲んでいるかどうかで、生後1~2ヶ月の上顎の大きさと形はずいぶん違っています。つまりすでに不正咬合の兆しが現れてきています。ですので出産後可能な限りはやく母子で歯科医院にして指導を受けていただきたいと考えています
赤ちゃんの毎日の仕事はまずは呼吸する&おっぱいを飲むことだと思いますが、そのどちらにも多く関わるのが舌で、舌がうまく機能しないと色んな面に問題が生じてしまい、その後の成長に悪影響を引き起こします
ですので舌が機能しやすい環境を考えることがとても大切になります
指導内容は成長につれて変わりますが大まかな節目は
出産してすぐ
3ヶ月~6ヶ月
離乳食をはじめる頃
12ヶ月頃
キーワードは
授乳姿勢 ラッチオン 寝かせ方 脱感作 など・・・
出生後72時間、母乳で足りない時はアミノ酸ミルク
どうしても母乳で足りない時はアミノ酸ミルクを飲ましてください
そうすると赤ちゃんがアレルギーになる率が激減します
出生後72時間だけミルク(異種蛋白である牛のミルク)を与えないだけで、赤ちゃんがアレルギーになりにくいので、すべての赤ちゃんに実行していただきたいです
古いので残念ながら動画はリンク切れ(泣)ですが、文だけでもわかりやすいです
私はアミノ酸ミルクは少し高いので、出産祝いの代わりに出産前にプレゼントする習慣ができるといいと思っています
ぜひ病院に持参して多くの妊婦が出産後お乳が足りない時に使って欲しいと思います
エレメンタルフォーミュラ
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口腔機能発達不全症 子供の口も体もおかしい
日本では小児の発達の問題が深刻であるということで、保険診療でも乳幼児から取り組んでいこうと変化してきています。歯科ではお口ポカンがわかりやすい問題ですが。むし歯や歯並びどころではなく嚥下や呼吸にまで悪影響が及びますので、お口ポカンにならないことがいかに大切かを知っていただき、ご両親に正しい知識をお伝えしたいと思っています
幸い保険診療で扱うできるようになりましたので、多くのお子様が早期に取り組んでいただければかなり予防できるはずで、矯正治療が必要なお子様も激減すると思っています
どうぞ、ご理解をいただき日本の子供を良い方向に変えていきましょう
本院も全力でフォローさせていただきたいと思います
呼吸に影響が出ると書きましたが、乳幼児でも無呼吸の子供が多くなっているのです
乳幼児でも無呼吸? 続きはここをクリック
三原でも弁当の日
先週、担当している中学校の保険委員会に参加しましたところ
今年度より三原で 弁当の日 が始まったことを知りました
すでに2回実施済で、今年度はもう1回するそうです
私は竹下先生の講演を数回聞き、食育の大切さを痛感していました
3年前には三原市民保健・福祉まつりで竹下先生が公演されましたので
いつか三原でも実施して欲しいと願っていました
いただいた保健委員会の資料から
始まったばかりで最初はいろいろと大変なこともあるでしょうが
長く定着して欲しいと願っています
関係者のご尽力に敬意を表します