五木寛之の親鸞を読みました
きっかけは新聞に上巻をネットで読めると紹介されていたのを読んだからです
また、いろんなメディアにiPadやkindleが紹介されていて
電子書籍が出版業界を激変させると言っていました
私もちょうど興味を持っていたので電子書籍の実験も兼ねて
親鸞をネットで読み始めました
ネットで読む方が良いこともありました
それは字の大きさを変えられたり、画面が明るく読みやすいので
私も仲間入りしかかっている老人社会にはメリットが多い気がしました
さて、そんな経緯で読み始めた親鸞ですが、面白くて一気に読みました
そして下巻を買いました。講談社の思うつぼかな?
新聞連載なので皮肉っぽく言えば
万人受けの波乱万丈青春ドラマ仕立てで読者の興味を引き
その一方であちらこちらに肝心な親鸞の思考の変化、変遷を
ちりばめて宗教的な重みを与えていると思いました
安楽房遵西なんかこんな悪人でしてしまっていいの?と思うくらい
史実も曲げて(たぶん)いますが、私はそれほど歴史に詳しく無いし
まあ小説ですので気にすることもないでしょうね
浅学不信心な私にはすごく心に響くことが多くて、結構ためになりました
いろんな意味合いがあって、人によって取り方もさまざまでしょうが
いろんなことを考えるきっかけになると思いました
ちょうど少し前に法事があり、実家に帰ったのですが
ウチは東本願寺派で、来年は没後750年ということで
親鸞イヤーになると御住職から聞きましたので
もっと、親鸞の本を読んでみようと思いました