不正咬合予防のための チューブ噛み
今のお子さんの半数以上は歯の生えるスペースが足らない
と言われています。噛む回数、特に前歯で噛むことが少ないのが問題の一つだと考えられています。
それでなるべく食材を切らずに大きな形で子供に与えて、前歯で噛む回数を増やすように指導してきましたが、
急に食べ物を変えることは難しいようで、あまり効果が上がらなかったようでした。
そういった経緯をふまえ、より積極的に負荷を与えるトレーニングをして効果を出そうと、
チューブを噛んでいただくことをお勧めするようにしました。
このトレーニングによりスペースの問題が解決すれば、矯正治療も必要なくなるかもしれませんし、
治療するにしても、矯正しやすくなっているはずです。
やり方は簡単です。
毎日テレビを見ている時などに、写真の様に
ビニールのチューブをガブガブと噛んでいただくのです。噛む位置は余り難しく考えず
チューブはホームセンターなどで購入できます。これを適当な長さに切って使ってください。
これで問題ないのですが、もしも環境ホルモンに対して配慮をした生活をされているご家庭で
ビニール製のチューブが気になるようでしたら医療用のシリコンチューブを当院で用意しています