歯をピカピカに磨けていれば歯は悪くならない?
いいえ、歯がピカピカに磨けていても歯が抜けてしまうことがあります。
それは歯に力がかかりすぎると歯の周りの骨がなくなってしまうからです。
何気ない時に
あなたの上下の奥歯は軽く当たっていませんか?
ギューと強く噛んでいることではなくて上下の奥歯が軽く当たっていませんか?
この何気ない奥歯の軽い当たりが、歯を失う原因になるのです。
「そんなことで歯を失うの?」
「信じられませんか?」
無意識に歯が軽く当たっていても、あまり疲れないので
知らないうちに長く歯をあてたままになりやすいのです。
その結果、歯のまわりの組織を痛めてしまいます。
たとえば、正座による足のシビレや床ずれの血行障害を考えてみてください。
休憩のない持続的な軽い噛みしめは歯をささえる組織の血行障害をおこすのです。
一方、食事は瞬間的には歯に大きな力がかかりますが、すぐに歯を離すので、歯にとっては休憩の多い仕事といえます。ギューと噛んでパッと口をあける運動は血行をうながしますので、よく噛んで食事をすることは昔からの教えのとおり歯をささえる組織にはいい刺激になるのです。
30分間よく噛んで食事しても、本当に歯が当たっている時間は3分間くらいといわれており、27分間、歯は仕事していないのです。ですから、食事はよく噛んで食べたほうがいいのです。
噛みしめの問題の起きにくい人は1日24時間のうち、歯は40分間ほどしか当たっていないそうです。そのうち、寝ているときに20分間ほど当たっています。
すると起きているときに20分間ほど当たっていることになります。
食事で10分間ほど費やされますので、あと10分間くらいが他の活動に残されていることになります。ですから、ふだん歯はほとんど当たっていないといえます。
問題を起こしやすい人はこの40分間が噛みしめのためにもっと長くなります。
対策は
上下の唇が軽くふれながら
なるべく奥歯が当たらないよう
紙が1枚ぬけるくらいのすき間を作ってください
慣れないと、ちょっとむつかしいですがこれが基本の位置です。
そして、体を動かしたりすると必要に応じて奥歯がちょっと当たります。
まあ、必要なときに奥歯が当たるのはかまいません。
どうでもいいときに奥歯をあてないようにしましょう。
特にデスクワーク、読書、細かい手作業など長時間下を向いていると
知らないうちに奥歯が当たってしまいますので、ご注意ください。
歯はほとんどの時間当たっていないのが望ましい
知らないうちに奥歯が軽く当たっている人は
歯が長持ちしない
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