歯医者が赤ちゃんに初めて会うのは一歳半健診が殆どです
これが大問題なのです
妊婦健診で本院に来院された方にはお伝えしているのですが
出産後母子ともに元気ならば、すぐ歯医者に連れてきて欲しいのです
その訳は、生後2~3ヶ月までが赤ちゃんの将来のお口の健康にとても大切と考えるからです。お口の健康と書きましたが、赤ちゃんにとって最も大切な仕事はおっぱいを飲んで大きくなることですよね。そのおっぱいを飲む時に正しく飲んでいないと、後に嚥下と呼吸にかなり悪い影響を与え、次第に体全体に及んでしまいます
ですから遅くとも出生2ヶ月までに連れてきてもらい、おっぱいの飲ませ方、抱き方、寝かせ方などのアドバイスしたいと思っています。さほど難しいことではないですが、赤ちゃんへの影響は非常に大きいです
その後も、離乳食の食べさせ方など、どんどん成長する赤ちゃんに合わせて注意しないといけないことがあります
歯並びの乱れのきざしは生後2ヶ月ですでに現れてきますし、首がすわる時期(3~4ヶ月頃)には呼吸と嚥下のメカニズムが変わってきますので、それに対応しないといけません。歯医者である私が説明する内容は口腔に関連する内容ですが、乳児の最大の仕事は乳を飲むことで、口腔(主に口唇+舌+軟口蓋)と隣の鼻腔&咽頭腔ですので、すぐに歯医者が関わる必要があると考えています。残念ながら現実はほとんど関わっていませんが・・・
私の専門は顎関節症ですが
ほとんどすべての歯科疾患の問題のきっかけは
乳幼児期には既に存在していることが多いと考えています
とはいっても
あまり馴染みがないので理解しにくいと思いますが
ネットで調べてみて下さい
赤ちゃん歯科の大切さがわかると思います
キーワード
お口ポカン いびき 睡眠障害 歯列不正 嚥下障害 呼吸障害
参考文献
赤ちゃん歯科ネットワーク関連資料
増田純一 YOUTUBE