赤ちゃん歯科と発達障害

今月、久しぶりに生後6ヶ月の赤ちゃんが来院してくれました
 \(^o^)/

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主訴はお口ポカンでしたが、結局、体全体の話になり特に強調させていただいたのは姿勢と左右同じような動きができるように導くことでした。

歯医者がこんなことまで言うのはちょっと?ですが
小学校入学までに「椅子に座って良い姿勢でお茶碗と箸を上手に使って食事ができる」子供になっていれば、小1の授業で困ることは少なく、発達障害などと疑われることも少ないと感じています。
昔は殆どの子供ができていたことが、今の小1の給食風景を見るとできていない子が多いと聞いています。
食事の時に正しい姿勢ができなければ、授業中も推して知るべしです。

なぜ、生後すぐに歯のない赤ちゃんを母親と一緒に診せていただきたいのか

それは赤ちゃんが母体から外に出てすぐしなくてはいけないことと関係します。
まず第一は息をすることです。羊水の中にいたため肺は水浸しだったのに、外に出たら急に空気を吸えなんて言われてもうまくいくわけ無いですよね。でもしないと死んでしまいます。
次はへその緒から栄養をもらっていたのに、外に出たら急におっぱいを飲まないといけません。
この2つのことができないと生きていけません。
だからなるべく早く上手になって欲しいのですが、呼吸する、乳を飲むためには舌が正しく働ける環境を作る必要があります。

私もこの年になって舌を意識して子育てすることの大切さを痛感しています。
そして近年問題になっている発達障害にも舌が大いに関わっていると感じています
それは赤ちゃんって生後すぐにすべき大仕事は呼吸する&乳を飲むことで、コレが上手にできなければ積み木を積み上げていくような赤ちゃんの成長の基礎部分に隙間が空いてしまい、その後の成長に大きな悪影響を引き起こす可能性をあるのでは?と危惧しております。

最近、精読した本です
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