TPCのバージョンアップ

 最近はTPCをセットして1~3ヶ月経った時にバージョンアップしています

 バージョンアップは正しい嚥下をある程度、体で理解していないといけないので、最初には行っておりません

  まずは舌尖をスポットに当たるようになることで60点ギリギリ合格
  それから、ある程度使ってもらうと正しい嚥下が少しわかってきて
  舌背が口蓋に近づくようになりやっと直接印象法がOKになります

                ↓お詫び_装置が統一されていません

  a1170621秋001

  ↑凹み周辺を削り新鮮面を出します

  e1170501B02

  ↑即重レジンを盛ります

  e1170501B03
  ↑辛いので水につけてから口腔内に入れて3回嚥下してもらう  

  a1170621秋002

  ↑口外に取り出してすぐに余剰部分をガーゼで拭き取ります

  a1170621秋006

  ↑研磨後です

  c1170617E01  
  c1170617E01

  ↑他のケースの研磨後です
  わかりやすくするために白の即重を使うようにしていますが、どんな形になるかは舌におまかせです

 

バージョンアップにより舌とのフィット感は向上するので
最も重要な就寝時における舌姿勢がより改善します

さらに、あいうべ体操や空嚥下をしながら舌を鍛えて、舌背が口蓋に付くようになり、正しい嚥下を無意識にできるようになって欲しいと感じています

 

 

5 Responses to “TPCのバージョンアップ”

  1. 宇都宮 周一 on

    大阪で一人技工所を営んでいます 宇都宮周一と申します。
    FBで知りブログを拝見させていただいています。
    得意先の歯科医院で時折TPCを活用させて頂いていますが、バージョンアップ時の即重レジンをトレーレジンで形成しています。
    即重レジンよりはピリピリしなく、ヤマハチのベイシングレジン スロータイプですと、余裕があるのでかなり舌の再現性に富んでいます。一度お試しください。

    返信
    • kawatadc on

      アドバイスありがとうございます
      刺激の少ないタイプでする方がいいでしょうね
      私はずぼらで常用するレジンでやってますが・・・
      おすすめのレジン買ってみます m(_ _)m

      返信
      • 宇都宮周一 on

        ヤマハチのトレーレジン投稿させて頂きました宇都宮周一です。より舌感が良いように舌尖部分をフィットチェッカーか、アルジネートで印象して間接リベースしています。
        大体に舌尖部分は左右対象ではなく上顎前歯歯列、側切歯のアーチに似ている気がしています。(他の文献に出ていたので)件数も回数も少なく効果のほどがわからないのですが、ただ手間なことをしているのでしょうか?

        こちらには写真がアップできないようなのでネット上にアップ致しました。
        下記からダウンロードのほど頂ければ幸いです。

        https://36.gigafile.nu/0329-df6c55422f0e7a82ed938a0a37577e143

        宇都宮

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  2. 宇都宮周一 on

    昨夜投稿させて頂いた宇都宮周一です。
    伝えたい文章が全く抜けていて、今朝読み直して慌てて送ります。
    舌突部の形態を上顎前歯歯列アーチに合わせるのではなく、左右対称に修正、研磨しているのですが、手間なだけで無駄な事でしょうか。
    追伸ですが、写真のスプリントは応急処置で、1ケ月か1ケ月半で外してもらいます。

    返信
    • kawatadc on

      ご質問ありがとうございました

      >、左右対称に修正、研磨している

      大切なことです。そう作るのはより望ましいと思います

      添付写真ですが、突起部が少し寝た感じがします
      写真のとり方かもしれませんが・・・
      もっと下方向に降りる感じです
      私は写真のような形で作ったことがありません

      返信

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