歯科インプラントQ&A(8)

Q 
インプラントにかぶせる冠はしっかりと合着しないの?

A
河田歯科医院で主に使用しているインプラントは、インプラント体(骨の中に植え込むもの)にアバットメント(土台)をネジ止めしてでかさ上げします。ネジ止めすることによりいろんな対応ができる利点がありますが、ネジが緩む危険もありますので、冠をしっかりと合着することができません。そのために仮につけておくことになります。弱い接着剤を使ったり、ネジで固定したりいろいろな対応法があります。


Q 
インプラントのネジが緩むことはあるの?

A

前の質問と関連しますが、インプラント体(骨の中に植え込むもの)にアバットメント(土台)をネジ止めするときに、専用の締め付け器を使います。メーカーによって違いますが、河田歯科医院で使っているHAインプラントでは30ニュートンの力で締め付けるように規格化されています。

規格を守れば緩まないことになっていますが、実際は緩むこともあるようです。ですので、冠を合着するすることはしません。

もしもインプラントが動いてきたと感じましたら、すぐにご来院ください

インプラントの周りの骨が無くなって動くようになったか、ネジが緩んでアバットメントが動くようになったかどちらかです。ネジならば締め直せばすぐに治ります。でも、そのままでいると、力がネジに集中してネジが折れてしまうことがあります。もしも折れると非常に厄介なことになりますので、ご注意ください。

 



 

マンガでPMTC(歯のクリーニング)を説明

 

このたびPMTCの啓蒙を、訴求効果の高いマンガでしようという試みをしました

 マンガというと私が子供の頃は「あまり読むと馬鹿になる」とか

あまりいい評価は無かったですが
近頃は日本の世界に通用するサブカルチャーということで

世界中のイベントで集客力があるそうです

 

私の好きなマンガ家は有名どころでは矢口高雄、手塚治虫、秋元治などですが
親に呆れられるほど読んでいました

 

 その神通力にすがって、こ難しい話を読んでもらい

多くの方にPMTCの効果を知ってもらおうという企画です

 

 マンガの製作は名古屋の業者さんに依頼しましたが
社長さんが聴覚障害者で、漫画家さんも障害者の方々ということで
なかなかユニークな会社で、がんばって欲しいと思います

 でも自分も登場しているマンガってちょっと複雑な気持ちになりますね
スタッフからは似ていないとか、何だかんだと意見がありましたが
私は低予算の割にはよくできていると思いHPにアップすることにしました

 

      マンガを読む

 

 

 

新型インフルエンザ対策にブラッシング(口腔清掃)

 

夏なのに新型インフルエンザは衰えずに、渡航歴のない患者さんも発生するようになり、感染者は全国で2000人を超えたそうです。秋口からはさらに増えると予想されて、どうなっていくのでしょうか?もう特別なインフルエンザでもないような気がしてきました。

ところで、インフルエンザの予防にブラッシングによる口腔清掃が効果があるという話題は皆様ご存知ですか?歯科界では常識なんですが、一般的になかなかアナウンスされていないのはどうして?

以前NHKでも取り上げられたことがありました。
https://wonderland.livedoor.biz/archives/51135806.html
歯磨き指導でインフルエンザ発症率が1/10になったとかと取り上げられられました。

エビデンスが足らないという反論もありますが、マスクだって同じようなものだと思います。
マスク+手洗い+うがい+歯磨き
を歯科医師会としては啓蒙した方が良いと思います。

私は信じていますので、うちの患者様には強くお勧めします。

体の中で最もばい菌の多いのは口の中です。
口から全身にばい菌がたくさん供給されて、いろんな問題を引き起こします。
インフルエンザも然りのようです。

ここもご覧ください!
https://www.gcdental.co.jp/essay/vol25.html

 

 

 

 

 

歯の衛生週間事業(三原市歯科医師会)

 

 6月6日(土)13時30分より「2009歯―モニーフェアinみはら」が三原市総合福祉健康センター(サン・シープラザ)にて開催されました。私と本院の歯科衛生士も5名全員参加しました。

 会場では、三原市からの委託事業となっている「2才児歯科検診」「おとなの歯科検診」が約300名の希望者に行われる中、会員および歯科衛生士によるブラッシング指導、歯科相談、口腔細菌観察、よ坊さんに関するクイズや、三原市食生活推進協議会の方々による「歯によい料理」の試食、「食事バランスガイド」の説明なども行われました。 

 

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 つづいて、午後4時より、1713点もの応募があった「むしば予防図画・ポスターコンクール」の表彰式が行われ、五藤三原市長の出席のもと坂内大造会長より24名の入賞児童に表彰状が手渡されました。

 

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 新型インフルエンザの影響によるイベント中止も懸念されたが、そのような事態もなく好天にも恵まれ、今年も1500名を超える来場者があり迷子が発生するほどの大盛況でありました。

医院見学実習 歯科衛生士&医療秘書

 

どうしたわけか河田歯科医院に医院見学実習させて欲しいと、依頼が2件あり受け入れました。どちらも三原市出身で広島の学校に通っている生徒さんでした。

 

歯科衛生士学校に今春入学したばかりの生徒さんで、歯科のことはまだあまり知らないので、医院見学実習は歯科の雰囲気に慣れるのが主旨のようでした。午前中のみ3日間でしたが、多少なりともお役に立つことができていれば幸いです。3年後には卒業されますので大いに期待したいです。近年、歯科衛生士は完全売り手市場で、多くの歯科医院が募集しているのに殆ど充足できない状況で、大不況のこの時世でも採用条件はかなり良いと思います。それなのに歯科衛生士の生徒不足が問題視されています。

 

高校の進路指導の先生が、歯科は歯医者が多くなりすぎて不況だから、歯科衛生士も就職環境が悪いと勘違いされているのではと思うほどです。確かに少子化による大学全入時代だからという理由はありますが、大学に行っても就職先が無いかもわからないのに・・・歯科衛生士になると今はとても有利なのに、みんなわかっていないなと私は思います。歯科医院は、今、歯科衛生士がいないとやっていけない状況で、歯科衛生士は金の卵の状態です。三原でも、広島でも、福山でも好きな場所でけっこういい条件で就職できますよ。

歯科衛生士求人情報

 

もう一人は医療秘書や受付の勉強をされた生徒さんで来春卒業予定でした。でも残念ながら歯科衛生士と違って、受付だけを募集する歯科医院あまり多くないと思います。というのも歯科医師一人の医院では受付業務と他の業務を兼任するパターンが多いと思います。かなり多忙か、歯科医師が複数いる歯科医院でないと受付専任は置けません。医科の診療所の方が受付専任は多いのではと思います。

 

 

猫のしっぽ カエルの手 NHK

 

今私が一番好きなテレビ番組です
チャンネルを切り替え中に偶然見つけたのですが
セカセカした生活をしている私にはビビーン!ときまして
今ハマッています。

https://www.nhk.or.jp/venetia/index.html


イギリス人のベニシアさんの京都大原でのスローライフの紹介です
ベニシアさん、ナレーション、BGM、大原の風景&人々、どれもいい感じです
見ていると、のんびりできてリゾート気分になれます
特にナレーションとピアノが番組に合っていると感心します

またハーブってこんなに役立つんだって教えられます
河田歯科医院でもハーブ入りの歯磨き剤がありますが余計効く気がしてきました
ハーブについて勉強してみようと思いました
自分の仕事にも役立つこともありそうです


再放送もたくさんあって、けっこう人気番組みたいです

ぼんやり、のんびりしたい人はぜひご覧ください

 

以前から京都が好きなので折に触れて訪れています
大原は三千院に一度行っただけで、あとは通り過ぎただけの感じですね

かなり田舎でのんびりとしたたたずまいなのはこの番組からもうかがえますね
私には一度は京都に住んでみたいという願望がありますが
京都に住んでいた人が住みたい場所が大原ですから
さぞやいい所なんでしょうね

 

 追加
ベネシアさんの英語学校のあるところは、私の子供が下宿していた予備校の寮と
一筋違いだったと知りびっくり!
私も寮に2度行ったことがあるので、もう少しこの番組が早ければ
英語学校の前の道を訪れたのにと思いました

でもすぐ近くをうろついていた訳ですので、駅に向かう道で
もしかしたら、ベネシアさんとニアミスしてたかもね?

part2へ

 

 

 

学校歯科検診 (歯肉炎、歯石、不正咬合、顎関節症)

 

今日で、やっと歯科検診が終わりました。私は中学校を担当していますが、近頃は虫歯はめっきり減りました。代わり増えているのが、歯肉炎、歯石、不正咬合、顎関節症です。これらは全く別の疾患ですが、共通する原因によるものと私は考えています。

 

その原因は意外にも「前歯で噛まない」ことだと私は考えています。そんなことが原因になるの?と思われるでしょうが、今の日本の子供は前歯で噛むことが非常に少ないのです。その理由は、言いにくいですが母親にあります。我が子を思うあまり、食べやすいものを与えすぎていると思います。

食品を食べやすい大きさに切ってしまうので、前歯(切歯)の仕事が無くなっています。幼稚園児のお弁当の中身を見れば、びっくりするほど一口サイズばかりです。使わなければ発達しないので、問題が起きてきます。「小さな親切、大きなお世話」という皮肉がありますが、まさにその通りの現象が起きています。

 

前歯で噛まないと
1顎が発達しないので、歯並びが悪くなります
2下顎が前に出ないので、噛み合わせが深くなります。下の前歯が上の前歯に覆いかぶされて見えない、過蓋咬合になります。
3食べ物の流れが悪くて、歯肉がマッサージされないために腫れやすくなります
4食べ物の流れが悪くて、下の前歯の裏に歯石がつきやすくなります
5下顎が偏位しやすく、不安定になります

 

ぜひ、乳児、幼児、幼稚園児、小学生に前歯で噛む習慣をつけていただきたいと思います。
多くの疾患が改善すると思います。

歯並びに大切なキーワードは「硬い物と」殆どの母親は考えていますが、実は「大きな物」なのです。一口サイズではなく、前歯で噛み切るサイズで与える大切さを知って欲しいです。

そして、こんなことも補助的に効果があります。 チューブ噛み

 最後にもう一つの問題は、小学校高学年から塾に行くお子さんが増えるのですが、塾に行くようになると、食事が不規則になり、飲食の回数が増えます。さらに、親も「勉強しなさい」と言うことが増えて、代わりに「歯を磨きなさい」という機会は激減します。これにより口腔内は厳しい環境になります。ご注意ください。

一日1回はしっかり磨くことは実行させてください。
時々は手鏡を見ながら歯を磨くことをお勧めします。レベルがグーンと上がります。

 

 

 

歯科医院のAED

この前テレビを見ていたら、AEDの話題をしていて勉強になった。

「第3回東京マラソン」で、タレントの松村邦洋(41)がコース上で意識を失って倒れ、一時は心肺停止状態になった。スタート地点の都庁前から約14キロの港区高輪2丁目付近で立ち止まってから倒れた。ぐったりした様子で口から泡を吹いて目はうつろで、周りの人の呼び掛けに答える様子はなかったらしい。

運良くちょうどレスキューチームが近くにて、AEDを使用したので事なきを得たが、AEDがなければ危なかったらしい。

 

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石原都知事は「あんなデブ出ない方がいいんだ、マラソンには」と発言しましたが、心臓専門医は肥満だからではなく、誰でも走っていて急に止まると心室細動は起こりうるそうで、急に止まらないでクールダウンを3~5分するように言っていました。ただ、本当にきつい時はとまってしまいますよね。

 

このごろ歯科医院でも配備されてきていて、うちでも置いてはいますが、なるべく使うことがないようにと祈るばかりです。
患者様は歯科のイスに座るととても緊張し、さらにキーンという歯を削る音を聞くともっと緊張するようです。あとは注射ですね。そして緊張している時間が長くなったり、痛みなどが加わるとショックを起こすことがあるといわれています。殆どの場合、呼吸をしすぎて起こる過換気症候群ですが、稀には心室細動を起こすこともあります。そんな時がAEDの出番です。

 

やはり心臓に疾患がある人が起こしやすいので、心臓の悪い人は医院に病状をお伝え願いたいと切に思います。よろしくお願いします。

歯科金属アレルギー、掌蹟膿疱症など

 

4月の初めに同級生で歯科金属アレルギー、掌蹟膿疱症などで実績を上げている押村先生のおしむら歯科へ見学に行ってきました。

金属のアレルギーが疑われる患者様の初診があるということで朝イチで出かけましたが、残念ながらその患者様はキャンセルになってしまい、初診は見ることができませんでした。ただ、再診の患者様が若干いらっしゃったので勉強にはなりました。

 

 

ここでも述べていますが

皮膚科との連携が大切で、パッチテストや血液の検査は必須とのことです。

あとDMA検査(金属イオン溶出検査)が有効ということですが、残念ながらこの検査をする機械が販売中止になっているそうです。

 

 

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実際に私も押村先生に検査していただきました。

 

 

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そしてその結果は

 

 

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右下の一番奥のインプラントのチタンは溶出なし。

あと、金合金の冠やインレーはごくわずかに溶出があるが大丈夫という検査結果でした。

今の私の口内にはありませんが、アマルガムはいつも溶出と結果が出て問題は多いようです。

でも溶出が少ないから、アレルギーにならないとはいえません。

溶出が少ないとアレルギーになるリスクが少ないというだけです。

歯科では多くの金属が使われているので、組み合わせも多様で、なかなか金属をそろえるのは難しいのも現実です。

河田歯科院内旅行 2008/12

忙しくてブログが書けませんでした

昨年末に実施した沖縄への院内旅行について書きます

 

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私は20年以上前に沖縄に行ったことがありましたが

その時にすごく蒸し暑くて、もう沖縄には来ないぞ!と思いました

ですので、今回の旅行は仕方なくお付き合いという感じで参加しました

広島空港から2時間弱で那覇に着きましたが

レンタカー屋さんの迎えのバスを待っている時に、あれっ!と気づきました

蒸し暑くなくて、ハワイのような感じでした

12月になったばかりでして

本土の秋のすがすがしさと南国風がミックスしてすごしやすかったです

思い出してみると、前に着たときは夏でしたので、思いっきり高温多湿だったのかな?

 

レンタカーで数ヶ所を観光後、ブセナテラスに行きました

ホテルだけは奢ったので、良いホテルでした

良いホテルのサービスをスタッフに感じてもらい

良い所をウチの医院で生かしてもらいたいと思いはありました

期待した以上のホテルで、私も勉強になりました

 

 

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2日目は私はどこにも行かずホテルに篭り、ホテルライフを楽しみました

特に夕日はキレイでよかったです。私は部屋のテラスで眺めました

さらに、夕日に合わせて生のバンドがたぶんプール前のテラスで

名曲を演奏して、目と耳を楽しませてくれました

スタッフはホテルを出て一日レンタカーで近隣をあちこち行ったようです

 

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3日目は最後の日ですが、朝早く美ら海水族館に行きました

前日まで2日休館していたそうで、修学旅行の学生がいっぱいで混んでいました

お目当てのジンベイサメはやはり大きくて貫禄がありました

ただこの日は風が強くて寒いくらいで

イルカショーを見ている時は寒くて辛かったです

たぶんショーも短縮バージョンにしたような気がしました

 

今回の旅行を総括すると、まずホテルは良かったですね。また行きたいです

あと国際通りで夕食を食べた沖縄料理屋ゆうなんぎいは、安くておいしかったですね

気候も夏よりも今回の時期が良かったです

台風が怖くて少し遅くなったんですが、それがラッキーだったですね