インプラント研修

少し前になってしまいましたが
久しぶりに林先生のスプラインインプラント研修に参加しました

研修会の直前に予定が空いたので
急遽申し込んで潜り込ませていただきました
ムリをお願いした白鵬の担当者には感謝しています

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何度も林先生の講義は聞いているのですが
ズバリ本音の話が面白いし、いつも新しい発見が有り勉強になります
今回の目玉は
外科用超音波スケーラーを使ったソケットリフトの実習でした
私が知っている方法とは違う使用法で驚きました
ただ、すぐに自院に導入するのは難しいとも思いました

上顎洞のチェックが大切で、とくに自然孔を撮るための工夫が必要ということで
うちのCTだといつもより高い位置を狙って撮らないといけないとわかりました
知らないうちに上顎洞炎になっている方は多いので
このことを詳しく患者様に説明して撮影しようと思いました

私にとっては新しいダイヤモンドバーを知ったことが良かったです
些細な道具なんですが、いつもやっている作業の精度が上がりそうで
すぐに買うことにしました

今回の研修は研修書まで戴き良かったです
記念に林先生と写真を取らせていただきました

HAインプラントの研修に広島で参加しました

11月下旬に広島で開催されたHAインプラントの研修に行ってきました

講師は林揚春先生、武田孝之先生でした。内容はインプラント治療のノウハウと患者中心の治療を行うためにどうすればいいかでしたが、両先生ともすでに、いかに噛めるようにするかの時代ではなくて、噛めることを通じていかに患者さんに健康になっていただくかをめざす時代なので、全身的な視点で医院全体で取り組もうであると説いていました。。そのためか
歯科技工士や歯科衛生士の参加者も多かったようでした。

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 インプラントのノウハウではCTの利用は基本条件であるという前提で講義がなされていて、そんな時代になってしまったのだなと改めて思いました。事実、インプラントオペ中に術前CTデータでシュミレーションしたイメージと実際がほとんど一致していると私も感じているので、CTが必須というのもわかる気がします。もちろんすべてが一致するのではありませんので、CTデータを盲信してはいけないですが。

 そのお陰でインプラントオペ中の確認レントゲン撮影の頻度がかなり減りましたし、術中の私のストレスもかなり減りました。私だけでなく歯科用CTを導入したほとんどの先生が満足されているみたいですので、今後はますます歯科用CTの普及は進み、実勢価格が1000万円を切ったらすごいことになりそうです。

 

BON JOVI の新曲です What Do You Got?

歯科用CTがやってきた!

 

7月19日に歯科用CTがやってきた!
前日、今まで使っていたレントゲンを撤去してもらいました
撤去したレントゲンはどうも東南アジアに送られるようです
機械的にはどこも悪くなかったので、東南アジアで役になってくれると思います

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10年ほど使った古いレントゲンと撤去後のX線室です

 

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でっかいトレーラーに乗ってCTが着きました。運びこむだけで大変です

 

 

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搬入後組み立て、コンピューターの調整をしてやっと設置が終わった

GENDEX GX CBー500 です

さすがにCT(Computed Tomography)というだけコンピューターの塊で

今までのレントゲンとは全く違う取り扱い方法です

 

おかげで撮影方法をしっかり覚えないといけません

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歯科用CT/CBCT導入により診断力が飛躍的に向上します


待望のCBCT(コーンビームCT)を7月下旬に導入します
3年ほど前より機種選定をしていましたが
なにせ高額機械なので
河田歯科医院のような零細医院では高嶺の花でした

しかし昨年、歯科界のブランドであるカボ社がかねてから噂のあったCTを
意外なほど低価格で発売したため、一気に他社の市場価格が下がりました
それでも河田歯科医院にとっては、まだかなり高額ではありますが・・・

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 今年になって、知人がカボ社の3D eXamを購入したので見学に行きました
そこで見学して私も購入をほぼ決めましたが
ちょうど今春、私のニーズに合う新機種 3D eXam i がカボ社より発売され
私にはラッキーなタイミングでした

購入したのはGENDEX GX CBー500で、基本的には Kavo 3D eXam i と同じ性能の兄弟機種です。CT用シミュレーションソフト(LANDmarker)が付いてくることを評価し、大阪大学歯学部発ベンチャー企業であるアイキャット社から購入しました


現在、日本で販売されている歯科用CTの中で
画質、被爆量などの安全性、CT値の精度などがトップクラスであると
私は判断しました

とにかく画像を見て頂ければ
なぜ私が無い袖を振って買ったか?すぐわかります
患者さんはこの画像を見たらびっくりされると思います
今まで見えなかったものが見えるんです

この歯科用CTの導入によって

河田歯科医院の診断力は飛躍的に向上します

これだけは断言できます



納品が待ち遠しいです!

 

解説  歯科用CT は コーンビームCT や CBCT とも呼ばれます

 

 

Dixie Chicks – Cowboy Take Me Away   演奏、歌ともに本当にうまい!さすがにグラミー賞

歯科インプラントQ&A(9)

Q
CT検査は必要ですか?

A
河 田歯科医院ではCT検査を全症例に撮ろうと思っていますが、絶対に必要かといわれると困るるところもあります。非常に簡単な症例ではなくてもできるでしょうし、CTがインプラントに使われるようになるまでは、当然CT画像なしでオペが行われてきたわけです。現在はより確実に、安全にとCTを利用するようになってきている過渡期ですので、CT利用に関してはいろんな考え方が存在します。河田歯科医院のように医科でCT撮影を依頼して、受け取ったデータを分析する歯科医院と、歯科用CT(コンビームCT)を購入して撮影&分析する歯科医院があります。もちろん自医院に設置してあるほうが良いのですが、
歯科医院としては極めて高額ですので、残念ながら未だ河田歯科医院では導入できていません。

Q 
上顎前歯のインプラントは見た目を回復するのが難しいと聞きましたが・・・

A

はい、前歯の付け根から歯肉の部分の見た目を回復するのはなかなか難しいです。そのためにいろんなテクニックが開発されていますが、手術回数、期間、費用など患者様の負担が多くなります。そんな状況ですが、手術法やアバットメント(インプラント体につなぐ被せの土台にあたる部分)などの工夫により比較的に簡単に見た目を回復できる方法があり、河田歯科医院では積極的に採用しております。

 下の写真でインプラントはどれでしょうか?

骨が薄いので歯肉の安定が得られにくい症例です
歯科医ならすぐわかりますが、患者様だとわからないかもしれません

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広島で開催されたスプラインインプラントアドバンスセミナーに参加しました

 

週末の土日に広島で開催されたスプラインインプラントアドバンスセミナーに参加してきました。土曜日は午前少し診療してから休診させていただき、患者様にはご迷惑をおかけしましたが、研修に参加しないと最新の治療の情報が取れないのでご容赦ください。

内容は昨秋福岡で受講したハンズオンコースのダイジェスト版なので、ちょうど復習になりブラッシュアップできました。正直忘れていた内容もあり、参加してよ かったです。いつもは一人で参加ですが、今回は知人も参加していたので、私的な意見交換もできてよかったです。会場が参加者の割りに狭かったので、余計に熱気ムンムンだったし、講師のお二人もやる気いっぱいで夜の懇親会までPCで講義を してくださりサービス満点の研修でした。

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今回の研修で一番気になったのはのはやはりCTでした。講師のお二人はともにCTをお持ちで、CTの画像のスライドがどんどん出てきて、自分が一番欲しい機器なので、どうしても気になります。当たり前ですが、術前だけでなく、術中、術後とCTがあると便利ですと講義されてやっぱりねというところです。今は術前は病院でCTを撮って貰い分析していますが、やはり自前が欲しいですね。

デンタルショーを見た時は1000万円切ったらと思っていましたが、1500万円なら無理して買おうかと思いました。別ルートで来年1500万円の製品も出てくると聞いていますので、ちょっと現実を帯びてきました。ただインプラントの症例がそれほど多いわけではないので、経営的には絶対にペイできないとはわかっていますが、歯科医師としてあの画像を見ると欲しくたまらなくなりますね。値段は違うけど、先日買ったiPhoneと同じですね。理性を失わせる魅力がCTにはあります。
税理士さんには絶対にやめろといわれそうですが・・・

 

 

三原市歯科医師会学術研修会


土曜日の夕方に三原市歯科医師会の学術研修会に参加しました。日本大学歯学部放射線学教室准教授、橋本光二先生のパノラマ診断・ミニマムリクアイアメントという演題でした。

講義の内容は患者様には殆ど関係の無い内容でしたが、放射線といえば、患者様には放射線被曝のことがかなり気になると思われますが、使っている線量が自然放射能と比べてはるかに少ないのでさほど気にする必要は無いと思っています。それを気にするならば、飛行機に乗って海外に行くことを気にしないといけません。高層を飛ぶ飛行機はかなりの宇宙線を浴びますので自然被爆量がかさみます。

私としてはCTについて知りたかったのですが、時間の関係で話は無かったです。明日は広島のデンタルショーに行くので、そこでCTを見てこようと思っています。まあ超高額ですので購入がいつになるかはまったくわかりませんが、自分の診療の質を向上させると期待できる今一番欲しい機械ではあります。

 

デンタルショーとiPhone

 

今日は広島へデンタルショーを見に行ってきました。2年に一度広島で開催される歯科の機械や材料の展示会です。大都市で行われるものと比べると規模が小さいが、それでも見たい機材が直接見られるので参考になります。

 

今年の目玉は各社から出ている歯科用のCTで、私もいろいろと見ましたが、いかんせん値段が高いので指をくわえてあこがれているだけです。1000万円を切ったら考えてもいいけど、まだ数年はかかりそうです。アストンマーチンとか高級な外車を見て、欲しいなと思いつつも買うわけ無いけど、つい見てしまうのに似ています。まあ、手が届くようになるまで現有の機械が壊れないことを祈ります。あとはポータブルのレントゲン装置となぜかレントゲン関係が気になりました。

 

デンタルショーの会場では知り合いの先生と久しぶりに会うのも楽しみの一つですね。まあ参加される先生はほぼ固定していますが、久しぶりに会うと意見交換ができたり、刺激を受けたりします。

 

デンタルショーを見終わってから、iPhoneの実機を見ようとパルコ近くのヤマダ電機に移動しました。そこでiPhoneを触っていたら、おばあさんが寄ってきてiPhoneの使い方を聞いてきたので、私が少し教えていました。その会話の中で本通りのsoftbankでは在庫がありまだ買えるみたいですよと聞きビックリ。すぐパルコの向えにあるsoftbankに移動しました。すると本当に在庫ありますとポップが立っていました。

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あとは一気に購入にまっしぐらでした。何年かぶりに衝動買いしたなと思いました。細かいこと言えば、今のドコモはどうするとかいろいろありますが、意図的に考えないようにしてとにかく勢いで買ってしまおうと思いました。久しぶりに浪費の楽しさを感じました。これで当分はiPhoneで遊べそうで、大人のおもちゃとしては秀逸な品と思います。ちょっと前に参加したハーストーリーの研修での購買意識検査では衝動買いはしない、ショッピングは苦痛のタイプと診断されましたが、今回は異例の行動だったようです。

 

しかし、よく在庫があったものだと思います。昨日、一昨日とテレビで見た騒ぎは広島ではなかったのでしょうか?広島の人は私のようなミーハーは少なくて、堅実な人が多いのかなと思いました。

 

 

歯科インプラントQ&A (1)

不定期でインプラントのQ&A を書いていくことにしました

Q インプラントって骨に穴を開けて入れるそうですが、安全性は大丈夫でしょうか?

A
インプラントを入れること自体は特に問題は起きていないようです。一番問題になるのは下の奥歯にインプラントを入れる手術時に神経や血管が入っている管(下顎管)を損傷することです。それを防ぐために、普通の平面的なレントゲンだけでなく、立体的に把握できるCTの利用が望まれます。CTを使っても完全とは言えませんが、安全性がかなりアップするのは確かですので、全症例にCTを使うようにしたいと思っています。


Q インプラントをするメリットは何でしょうか?

A 
私が一番のメリットと思うのは、1本歯が抜けた時に、代わりにインプラントをすぐ入れるケースです。普通は両隣の歯に負担を強いることになり、結果的に両隣の歯の寿命を短くしてしまいます。インプラントだと負担を強いないので、1本の歯を失っても、歯列全体への悪影響が少なく対応できます。このことが歯列全体が長持ちすると思います。患者様的には取り外しの義歯にならざるを得ない場合でも、義歯の代わりに対応できることがメリットに感じられると思います。